若い喫煙男性を襲うバージャー病とは?

一般的なタバコの害

 

 

そもそもタバコの害についてはいろいろと言われています。ズバリ「タバコが体に悪い!」ということが、今のタバコのパッケージにも大きなスペースをさいて書かれていますから、喫煙者でそれは知らないという人はいないのではと思います。

 

有名なところでは、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、膀胱がんなどいろいろながんの発生率を引き上げていることが報告されていますし、他にも肺気腫やEDなど、まあとにかくあらゆる病気の原因となりうることされています。従ってタバコが有力な原因と考えられているというのも当然と言えば確かに当然ではあります。

 

そもそも喫煙は「ニコチン依存症」でもあります。体への影響や、社会通念上、そして経済的な負担を考えても、もちろん止めた方がいいと喫煙者も思っているでしょう。しかし、止められないというのは、依存症と呼ばれる状態になっているからです。

 

喫煙で依存しているものは何かと言えば、それはニコチンという薬物です。喫煙行動というのはニコチン依存症によるものとなります。その通り、ニコチンはかなり依存性の高い物質であり、脳内での快感、達成感を感じるホルモンを放出させるので、喫煙者は血液中のニコチン濃度が現象してくると、どうしてもそれを欲しくなってしまうのです。

 

つまり、気分的な問題、精神的な問題というのではなく、きわめて生理的、薬理的な現象であり、理性ではなかなかコントロールできず、その結果、喫煙を続けてしまうのです。